知識とイノベーション価格: 3,675円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 一橋大学イノベーション研究センター教授陣が執筆した,イノベーションに関する研究書である。
企業内,企業間,社会制度,個人の4部に分かれ,それぞれが数編の論文で構成されている。
教授陣の研究テーマの違いにより,論文の手法(文献研究,事例研究,統計,経済学)やバックグラウンド(経営学・歴史学・経済学・工学)は異なり,目次を見ると統一感がないように見えるが,内容は最新のイノベーション研究となっている。
難易度は高く,ふつうの人にはなかなか読みこなすのは厳しいかもしれないが,随所に驚く内容がちりばめられており,イノベーション研究のメッカとして,力量を感じさせると思 |
|
|
|
|
|
|
|
労働搾取の厚生理論序説 (一橋大学経済研究叢書)価格: 5,460円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 新古典派経済学の世界に住む者とって置塩森嶋流の「マルクスの基本定理」は
あまりにも自明であるか,さもなくば風変わりでエキゾチックな産物にすぎない.
しかし,それにもかかわらず,それはどこか喉に刺さった小骨のような存在でもある.
ところが本書は一般的な閉凸錐経済において基本定理が成立するための
必要十分条件が生産集合に対するきわめて厳しい制約条件であることを
明らかにしているだけでなく,そのような制約条件が仮定されない場合に,
基本定理の主張を成り立たしめるような搾取率の持つべき条件を特徴付ける
ことによりマル |
|
|
|